IIJ「SEIL シリーズルータ」に、機能を応答不能にされる脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、インターネットイニシアティブが提供する「SEIL シリーズルータ」にDoSの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「SEIL/x86 Fuji 1.70 から 5.62 まで」「SEIL/BPV4 5.00 から 5.62 まで」「SEIL/X1 1.30 から 5.62 まで」「SEIL/X2 1.30 から 5.62 まで」「SEIL/B1 1.00 から 5.62 まで」には、DNS中継機能とPPPアクセスコンセントレータ(L2TP)機能および通信品質測定(サーバ)機能の特定のパケット処理が原因でDoDの脆弱性(CVE-2017-2153)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該機能が応答不能な状態にされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》