複数の住民基本台帳用 IC カードリーダライタに任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、シャープが提供する複数の住民基本台帳用 IC カードリーダライタのドライバソフトインストーラおよび動作確認ツールに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「RW-5100 ドライバソフトインストーラ Windows 8.1 用 バージョン 1.0.1.0(RW5100V1.0.1.0_win8.exe)」など(別表参照)には、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう複数の脆弱性(CVE-2017-2189、CVE-2017-2190、CVE-2017-2191、CVE-2017-2192)が存在する。これらの脆弱性により、インストーラや動作確認ツールを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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