Windows版「Mozilla Firefox」「Thunderbird」に任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Mozilla Foundationが提供するWindows版「Mozilla Firefox」および「Thunderbird」のインストーラに、DLL読み込みに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
影響を受けるシステムは次の通り。
Mozilla Firefox 54 より前のバージョン
Mozilla Firefox ESR 52.2 より前のバージョン
Mozilla Thunderbird 52.2 より前のバージョン
これらのインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2017-7755)が存在する。この脆弱性により、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》