漏えいデータで暗号化されていたのは8%、半数以上は機密データの場所も知らず(ジェムアルト)
ジェムアルトは、第4回「Data Security Confidence Index」の調査結果を発表した。
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これによると、回答者の94%が「侵入防止対策で外部攻撃から内部ネットワークが守れている」と考え、76%が侵入防止対策技術へ投資していることがわかった。そのため企業の持つ機密データは「安全」と59%が考えているが、不正ユーザの侵入を許した場合にデータを保護できるかについては、65%(日本は80%)が「不安である」と回答している。
実際に28%の回答者が「過去12カ月以内に自社の侵入防止対策が破られた」と答えており、漏えいしたデータのうち暗号化されていたのは8%に過ぎなかった。3分の1超は、取引データ(32%)や顧客データ(35%)などの特に機微な情報も暗号化しておらず、回答者の半数超(55%)は機密データがどこにあるのかさえ把握できていなかった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》