Apache Struts 2 において Struts 1 由来のプラグインでの値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.01.10(土)

Apache Struts 2 において Struts 1 由来のプラグインでの値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

Apache Struts のバージョン 2 系に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
◆概要

Apache Struts のバージョン 2 系に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。脆弱なバージョンの Struts を用いており、脆弱なコーディングでアプリケーションを作成している場合は、当該脆弱性の影響を受けます。ソフトウェアのアップグレードや、アプリケーションのコーディングを見直すことにより、脆弱性に対策してください。

----------------------------------------------------------------------

◆分析者コメント

当該脆弱性は任意のコードが実行可能となるものですが、対象となる Struts アプリケーションの実装による問題が大きい脆弱性であるため、S2-046 などに比べると社会的な影響度合いは高くないと考えられます。ソフトウェアをStruts 2.5.x 系にアップグレードして対策することが望ましいですが、コーディングでも脆弱性に対策することが可能であるため、日頃の Strtus によるアプリケーション開発の際に、当該脆弱性対策のコーディング手法をセキュアコーディングの手法の一つとして留意することを推奨します。また、不要なサンプルアプリケーションを削除することで、セキュリティを強化することを推奨します。

----------------------------------------------------------------------
◆深刻度(CVSS)
[CVSS v2]
7.5
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v2-calculator?name=CVE-2017-9791&vector=(AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P)

[CVSS v3]
9.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2017-9791&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

----------------------------------------------------------------------

◆影響を受けるソフトウェア

Struts 2.3.x 系が当該脆弱性の影響を受けると報告されていますが、検証を実施した結果、Struts 2.2.x 系でも脆弱性の影響を受けることを確認しています。OGNL 式により任意のコマンドを実行しているため Struts 2.x 系が当該脆弱性の影響を受けると考えられますが、どのバージョンまで当該脆弱性の影響を受けるかは報告されていません。

----------------------------------------------------------------------

◆解説

Apache 財団が公開している Web アプリケーション開発のフレームワークである Struts に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

    複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

  2. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  3. EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

    EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

  4. 埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

    埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

  5. GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM が「React2Shell(CVE-2025-55182)」の検知に対応

    GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM が「React2Shell(CVE-2025-55182)」の検知に対応

ランキングをもっと見る
PageTop