Apache Struts 2 において Struts 1 由来のプラグインでの値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2019.11.22(金)

Apache Struts 2 において Struts 1 由来のプラグインでの値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

Apache Struts のバージョン 2 系に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
◆概要

Apache Struts のバージョン 2 系に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。脆弱なバージョンの Struts を用いており、脆弱なコーディングでアプリケーションを作成している場合は、当該脆弱性の影響を受けます。ソフトウェアのアップグレードや、アプリケーションのコーディングを見直すことにより、脆弱性に対策してください。

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◆分析者コメント

当該脆弱性は任意のコードが実行可能となるものですが、対象となる Struts アプリケーションの実装による問題が大きい脆弱性であるため、S2-046 などに比べると社会的な影響度合いは高くないと考えられます。ソフトウェアをStruts 2.5.x 系にアップグレードして対策することが望ましいですが、コーディングでも脆弱性に対策することが可能であるため、日頃の Strtus によるアプリケーション開発の際に、当該脆弱性対策のコーディング手法をセキュアコーディングの手法の一つとして留意することを推奨します。また、不要なサンプルアプリケーションを削除することで、セキュリティを強化することを推奨します。

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◆深刻度(CVSS)
[CVSS v2]
7.5
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v2-calculator?name=CVE-2017-9791&vector=(AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P)

[CVSS v3]
9.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2017-9791&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H

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◆影響を受けるソフトウェア

Struts 2.3.x 系が当該脆弱性の影響を受けると報告されていますが、検証を実施した結果、Struts 2.2.x 系でも脆弱性の影響を受けることを確認しています。OGNL 式により任意のコマンドを実行しているため Struts 2.x 系が当該脆弱性の影響を受けると考えられますが、どのバージョンまで当該脆弱性の影響を受けるかは報告されていません。

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◆解説

Apache 財団が公開している Web アプリケーション開発のフレームワークである Struts に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

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