詐欺サイトに誘導するアダルト動画ポータルが急増、キャンペーンの可能性(BBソフトサービス) | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

詐欺サイトに誘導するアダルト動画ポータルが急増、キャンペーンの可能性(BBソフトサービス)

BBソフトサービスは、「インターネット詐欺リポート(2017年6月度)」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
2017年6月のセット詐欺検知数
2017年6月のセット詐欺検知数 全 2 枚 拡大写真
BBソフトサービス株式会社は7月31日、「インターネット詐欺リポート(2017年6月度)」を発表した。本レポートは、同社の「Internet SagiWall」が検出・収集した危険性の高いネット詐欺サイトの数やカテゴリーなどを分析したもの。これによると、6月のインターネット詐欺サイトの検知数は1,323,497件で、前月より73.63%と大幅に増加した。

内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが88.81%、フィッシング詐欺サイトが10.24%、マルウェア感染サイトが0.03%、ボーガスウェア配布サイトが0.76%、ぜい弱性悪用サイトが0.16%を占めていた。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで63.69%、Androidで90.78%、iOSで90.59%となっている。

同社では、6月のワンクリック詐欺、不当請求詐欺サイトの検知の急増について、詐欺サイトへ誘導するための「アダルト動画ポータルサイト」の増加が原因としている。これは人気のアダルトサイトの情報をまとめたサイトで、アフィリエイターがビジネスとしてサイトやブログを作成しているケースが多い。しかし今回の増加の要因となったサイトには、ワンクリック詐欺への誘導リンクが複数含まれており、犯罪者が大規模なキャンペーンを実施していると推測している。また、芸能人のゴシップやプライベート映像流出などのニュースを餌にした詐欺サイトへの誘導も数多く見られるという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  2. 「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性

    「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性PR

  3. 刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

    刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

  4. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  5. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

ランキングをもっと見る
PageTop