「秘文」の複数のプログラムにDLL読み込み起因の任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、日立ソリューションズが提供する「秘文」に関連する複数のプログラムのインストーラに、DLL読み込みや実行ファイル呼び出しに関する脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「秘文 機密ファイルビューア 11.20.0001 より前のバージョン」のインストーラには、同一ディレクトリに存在する特定の実行ファイルの呼び出し(CVE-2017-10864)、「秘文 機密ファイル復号プログラム 10.50.0.5 より前のバージョン」には、同一ディレクトリに存在する特定のDLLの読み込み(CVE-2017-10865、CVE-2017-10863)の脆弱性が存在する。
これらの脆弱性により、インストール プログラムやインストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストール プログラムおよびインストーラを使用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》