自社技術とトレンドマイクロ製品で、ネットワークセキュリティの実証実験(IIJ) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

自社技術とトレンドマイクロ製品で、ネットワークセキュリティの実証実験(IIJ)

IIJは、次世代ネットワークセキュリティの実証実験を開始すると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
概要図
概要図 全 1 枚 拡大写真
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月30日、次世代ネットワークセキュリティの実証実験を開始すると発表した。同社では、SDNやNFV技術をベースとした「フルレンジ・セキュリティ」の開発・検証を進めている。これは、ユーザやデバイス単位でセキュリティセグメントを論理的に設定する自社技術(Software-Defined Segmentation)により、各セグメントのセキュリティポリシーに合わせてネットワーク全体のセキュリティ監視・制御を動的に行うというもの。

今回の実証実験は、セキュリティ機能をクラウドおよびオフィスネットワークに分散配置し、不正な通信を発見すると動的にネットワークが制御され、不正通信や不正ファイルをブロックする実証実験。なお、不正アクセスの侵入検知システムなどのセキュリティ機能は、トレンドマイクロ株式会社の「Trend Micro Security VNF」を使用する。両社は昨年、セキュリティの監視レベルをクラウド上で動的に変更し、不正通信を制御する技術検証を行っており、今回は検証範囲をオフィスネットワークやデバイスまで拡大し、動作連携を確認する。IIJでは、2018年度下期を目途に、ネットワークサービスのソリューションとして、フルレンジ・セキュリティ機能を提供する予定。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop