産業用制御システムでもランサムウェアを検知--上半期レポート(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2026.06.27(土)

産業用制御システムでもランサムウェアを検知--上半期レポート(カスペルスキー)

カスペルスキーは、Kaspersky LabのICS CERTによる「2017年上半期の産業用自動化システムの脅威の状況」レポート(Threat Landscape for Industrial Automation Systems in H1 2017)を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
攻撃を検知したICSコンピューターの業種別割合(2017年1~6月)
攻撃を検知したICSコンピューターの業種別割合(2017年1~6月) 全 2 枚 拡大写真
株式会社カスペルスキーは11月9日、Kaspersky LabのICS CERTによる「2017年上半期の産業用自動化システムの脅威の状況」レポート(Threat Landscape for Industrial Automation Systems in H1 2017)を発表した。これは、同社製品が保護している産業用制御システム(ICS)コンピュータへの脅威について、2017年上半期(1月から6月)の状況をまとめたもの。

レポートによると、同期間に攻撃を検知したICSコンピュータは全体の37.6%で、2016年下半期から1.6ポイント減少している。業種別では、製造が31%で最も多く、エンジニアリング(24.5%)、教育(14.5%)、食品・飲料(9.7%)、エネルギー(4.9%)と続いた。検知したマルウェアの亜種は合計約18,000種類にのぼり、そのファミリーは2,500種類を超えている。

また同期間は、ランサムウェアが世界的に大流行したが、産業用制御システムも影響を受けている。暗号化型トロイの木馬による攻撃を検知したICSコンピュータの数は、1月の43台から6月には3倍の131台に増加した。全体で33種類のファミリーに属する暗号化型ランサムウェアを発見しているが、産業用自動化ソフト用に特化したプログラムは見つかっていない。感染手段はビジネスメールを装ったスパムメールが多かったという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

    セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

  2. 山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

    山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

  3. 狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

    狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

  4. 廃棄処理業者に破砕処分を委託したハードディスクが外部に流出

    廃棄処理業者に破砕処分を委託したハードディスクが外部に流出

  5. 個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

    個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

ランキングをもっと見る
PageTop