サポート終了のモバイルルータ「PWR-Q200」に脆弱性、使用中止を呼びかけ(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、NTT東日本が提供するモバイルWi-Fiルータ「PWR-Q200」に、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「PWR-Q200 すべてのファームウエアバージョン」は、送信されるDNSクエリのソースポート番号が固定されていることが原因で、DNSキャッシュポイズニング攻撃が可能となる脆弱性(CVE-2017-10874)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者によりDNSレスポンスを偽装され、LAN内の端末を悪意のあるサーバに誘導される可能性がある。JVNでは、同製品のサポートがすでに終了しているため、使用を停止するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》