産業用制御システムで広く利用されるライセンス管理ソフトに脆弱性(カスペルスキー) | ScanNetSecurity
2026.06.12(金)

産業用制御システムで広く利用されるライセンス管理ソフトに脆弱性(カスペルスキー)

カスペルスキーは、同社のKaspersky Lab ICS CERTのリサーチャーが、世界で広く普及している法人向けライセンス管理ソフトウェアに複数の脆弱性を発見したと発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
株式会社カスペルスキーは2月15日、同社のKaspersky Lab ICS CERTのリサーチャーが、世界で広く普及している法人向けライセンス管理ソフトウェアに複数の脆弱性を発見したと発表した。脆弱性が発見されたのは、ソフトウェアをアクティベートするためのHASP(Hardware Against Software Piracy)ライセンス管理システム。リサーチャーは、このソフトウェアソリューションのひとつのコンポーネント内で、複数のDoS攻撃に対する脆弱性、複数のRCE(任意のコードのリモート実行)を含む14個の脆弱性を特定したという。

このシステムは、産業用制御システム(ICS)で広く利用されており、影響を受けるシステムが世界中で数十万以上に上る可能性があるとしている。問題となっているUSBトークンは、システム管理者がアクティベートする必要のあるソフトウェアがインストールされたPCにUSBトークンを直接挿入することで、対象のソフトウェアが正規のものであること(違法コピーではないこと)を確認し、アクティベートする。これにより、ユーザがこのソフトウェアを使用できるようになる。

同社のリサーチャーは、ソフトウェアによってはインストール時に適切に通知することなく、PCのポート1947をWindowsファイアウォールの例外に追加することがあるため、ポート1947へのリモート攻撃が可能になると指摘している。USBトークンを取り外した後もポート1947は開いたままの状態になるので、HASPソリューションを利用してソフトウェアをインストールするか、USBトークンをPCに一度挿入するだけで、たとえロックされたPCでも、そのPCへのリモート攻撃が可能になるという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦

    SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦PR

  2. 日本大学文理学部のウェブサイトが改ざん被害、カジノサイトを模した不正な画面が表示

    日本大学文理学部のウェブサイトが改ざん被害、カジノサイトを模した不正な画面が表示

  3. 中学校でサポート詐欺被害、口座から 100 円と 999 万 9,999 円の送金

    中学校でサポート詐欺被害、口座から 100 円と 999 万 9,999 円の送金

  4. CAMPFIRE への不正アクセス、従業員が発行した GitHub 認証情報が個人開発で利用していたサーバ上に意図せずアップロードされ不正利用

    CAMPFIRE への不正アクセス、従業員が発行した GitHub 認証情報が個人開発で利用していたサーバ上に意図せずアップロードされ不正利用

  5. DMARC 通過する独自ドメインフィッシング急増 ~ フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2026」

    DMARC 通過する独自ドメインフィッシング急増 ~ フィッシング対策協議会「フィッシングレポート2026」

ランキングをもっと見る
PageTop