Appleがセキュリティアップデートを公開、早期の適用を呼びかけ(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Apple社が提供する複数の製品に脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
公開されたアップデートは、「Safari 11.1 より前のバージョン」「watchOS 4.3 より前のバージョン」「iOS 11.3 より前のバージョン」「macOS High Sierra 10.13.4 より前のバージョン」「macOS Sierra(Security Update 2018-002 未適用)」「OS X El Capitan(Security Update 2018-002 未適用)」「iCloud for Windows 7.4 より前のバージョン」「iTunes 12.7.4 for Windows より前のバージョン」「Xcode 9.3 より前のバージョン」「tvOS 11.3 より前のバージョン」を対象としている。
これらの脆弱性が悪用された際の影響は脆弱性により異なるが、「任意のコード実行」「任意のスクリプト実行」「アドレスバー偽装」「サービス運用妨害(DoS)」「権限昇格」「情報漏えい」「認証回避」「ユーザインタフェースの偽装」「遠隔からのデバイスの再起動」などの影響を受ける可能性がある。JVNでは、Apple社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
なお、「Safari におけるスクリプトインジェクションの脆弱性」(CVE-2018-4133)について、NTTコミュニケーションズ株式会社の東内裕二氏が報告を行っているが、今回のアップデートの適用により解消される。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》