耐量子公開鍵暗号において、新たな安全性強化手法を開発(NTT)
NTTは、量子コンピュータ完成後の時代に必要とされる耐量子公開鍵暗号について、新たな安全性強化手法を開発したと発表した。
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同社では、CCA安全性(改ざん防止など)を持たない耐量子公開鍵暗号を、CCA安全性を持つ耐量子公開鍵暗号へ変換し、安全性を強化する新たな手法を開発した。これにより、耐量子公開鍵暗号方式を高効率に構成できる。また、今回の手法は汎用性が高く、既存のさまざまな耐量子公開鍵暗号に対しても適用可能であり、NIST標準化候補暗号方式でも、少なくとも7件に適用可能だという。この技術に基づく耐量子公開鍵暗号を用いることで、量子コンピュータ実現後の時代においても、余分な負荷の小さい暗号通信が可能になるとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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