サイボウズ「メールワイズ」「Office」に複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、サイボウズが提供する「メールワイズ」および「Office」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
影響を受けるバージョンと脆弱性は次の通り。
・サイボウズ メールワイズ 5.0.0 から 5.4.1 まで
「メールの詳細画面」に格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2018-0557)
「システム設定」に関する反射型クロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2018-0558)
「アドレス帳」に関する反射型クロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2018-0559)
・サイボウズ Office 10.0.0 から 10.7.0 まで(CVE-2018-0526、CVE-2018-0527、CVE-2018-0528、CVE-2018-0529)
・サイボウズ Office 10.0.0 から 10.8.0 まで(CVE-2018-0565、CVE-2018-0566、CVE-2018-0567)
アプリケーション「メッセージ」に外部画像の展開による情報漏えい(CVE-2018-0526)
アプリケーション「メール」のメール詳細画面に格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2018-0527)
アプリケーション「スケジュール」に関する閲覧制限回避(CVE-2018-0528)
アプリケーション「メッセージ」のファイル添付処理に起因するサービス運用妨害(DoS)(CVE-2018-0529)
アプリケーション「報告書」に反射型クロスサイトスクリプティング(CVE-2018-0565)
アプリケーション「スケジュール」に関する閲覧制限回避(CVE-2018-0566)
アプリケーション「掲示板」に関する操作制限回避(CVE-2018-0567)
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》