教職員をフィッシングサイトへ誘導しメールを不正転送、330件の個人情報が流出(沖縄県立看護大学) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

教職員をフィッシングサイトへ誘導しメールを不正転送、330件の個人情報が流出(沖縄県立看護大学)

沖縄県立看護大学は6月20日、電子メールの不正転送による個人情報の漏えいが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 4 枚 拡大写真
沖縄県立看護大学は6月20日、電子メールの不正転送による個人情報の漏えいが判明したと発表した。

これは5月15日に同学教職員宛に同学で利用しているクラウドサービスの名前を騙る英語のフィッシングメールが届き、教職員1名が偽のログインサイトに誘導されIDとパスワードを詐取され、、同日から6 月6日にかけて当該教職員宛のメールが不正に外部に転送されたことが6月6日に判明したというもの。

6月20日での不正転送されたのは、5月15日から6月6日に当該教職員宛に送付された313件のメールのうち210件。

漏えいが確認された個人情報の内訳は下記の通りで重複分を除く総件数330件。

・個人氏名:330件(学内関係者295件、沖縄県職員24件、学外関係者11件)
・メールアドレス140件(学内関係者100件、沖縄県職員33 件、学外関係者7件)
・クラウドサービスパスワード1件(学内関係者)
・個人電話番号50件(学内関係者)
・大学職員番号3件(学内関係者)
・研究者番号4件(学外関係者3件)
・大学学籍番号159件(学内関係者)

同学では、不正転送が判明後、当該教職員の転送設定を解除しパスワードの変更を実施。また全
教職員、学生へ注意喚起を行い、他の教職員に不正な設定変更がないことを確認したとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  3. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  4. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  5. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  6. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  7. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  8. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  9. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  10. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

ランキングをもっと見る