FFRI 鵜飼裕司の Black Hat USA 2018 注目 Briefings(1)日本はグローバルセキュリティ業界のインナーサークルにいない 4ページ目 | ScanNetSecurity
2026.02.22(日)

FFRI 鵜飼裕司の Black Hat USA 2018 注目 Briefings(1)日本はグローバルセキュリティ業界のインナーサークルにいない

「そこそこの規模がある国のなかでは日本が一番発表していないかもしれません。数が圧倒的に少ない。」

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
「現実的な脅威を見ておいた方がいい」 株式会社FFRI 鵜飼 裕司 氏
「現実的な脅威を見ておいた方がいい」 株式会社FFRI 鵜飼 裕司 氏 全 1 枚 拡大写真
―― Black Hat のようなところで、日本企業の研究者が発表していくことはどういう意味があるんでしょうか。日本の企業や日本の研究者が、何か損をしていることとかあったりするんでしょうか。

たとえばですけれでも、シリコンバレーもいわゆる村社会じゃないですか、意外と。

「インナーサークル(編集部註:組織や集団内の権力中枢に近い、排他性のある支配的グループ [Google Dictionary の定義を和訳])」って言葉があって、サイバーセキュリティにも同じようにインナーサークルがあるんですね。中にいる人なのか、外にいる人なのかみたいなのがあって、中にいるとトラストチェーンがつながって、ビジネスにしても共同研究にしてもいろんな意味で話がしやすい。

グローバルのセキュリティコミュニティのなかで、日本の存在感はほとんどないので、日本の会社が行ったところで「で?」ってなりがちです。ビジネスの相手としては見てくれるんですけれども、やっぱり「中の人ではない」と見られてしまう。

その結果、どのくらい損をしているのかっていうと難しいんですけど、グローバルセキュリティ業界のインナーサークルに入れてないっていうのは、ビジネスっていう観点で言ってもだいぶ損をしている部分もあるんだろうなと正直思います。

――ではいよいよ、鵜飼さんの今年の Black Hat USA 2018 Briefings の注目セッションを教えて下さい。

今年は「CPU 関連の脆弱性」に関する 3 件の発表、「マルウェア関連」 4 件、「AI・機械学習関連」 2 件、「自動車セキュリティ」 3 件に注目しており、順にそれぞれの研究概要と注目している理由を説明したいと思います。(つづく
  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

    信和、サイバー攻撃を受けた可能性のある事象を確認

  2. フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

    フォレンジック調査を無駄にしないため サイバー攻撃被害発生時にやってはいけないNG行動集、個人情報保護委員会が公表

  3. IPA「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度 (JC-STAR) 通信機器 ★3セキュリティ要件」公開

    IPA「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度 (JC-STAR) 通信機器 ★3セキュリティ要件」公開

  4. CI/CDツールに内在する脆弱性を悪用 ~ 学校法人アジア学院に不正アクセス

    CI/CDツールに内在する脆弱性を悪用 ~ 学校法人アジア学院に不正アクセス

  5. クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

    クリックしていないのにアダルトサイトに登録させる「ゼロクリック詐欺」(シマンテック)

ランキングをもっと見る
PageTop