6社により「情報銀行」の実証実験を開始(日立製作所ほか) | ScanNetSecurity
2025.12.25(木)

6社により「情報銀行」の実証実験を開始(日立製作所ほか)

日立製作所と日立コンサルティング、インフォメティス、東京海上日動、日本郵便株式会社、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは、個人データを本人の管理の下で安全に活用する仕組みである「情報銀行」の実証実験を開始したと発表した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
実証実験のイメージと各社の役割
実証実験のイメージと各社の役割 全 1 枚 拡大写真
株式会社日立製作所と株式会社日立コンサルティング、インフォメティス株式会社、東京海上日動火災保険株式会社(東京海上日動)、日本郵便株式会社、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社は9月10日、個人データを本人の管理の下で安全に活用する仕組みである「情報銀行」の実証実験を開始したと発表した。

情報銀行は、個人あるいは事業者が保有する個人データを、本人の同意の下で安全に収集・管理・提供する仕組み。本人が情報銀行のシステム上で、自身のデータを提供する事業者を選ぶことができ、あらかじめ指定した条件などに基づき情報銀行が事業者にデータを提供する。事業者は、受け取ったデータを活用して個人のニーズに合ったサービスを提供することができる。

実証実験では、情報銀行における個人データの収集・管理・提供の仕組みや個人データを活用したサービスの実現可能性を検証する。個人データには、性別や世帯構成等の一般的な個人データのほか、各家庭の電力使用量や個人の活動量データ等、今後の普及が予想されるIoTに着目し、センサから生成されるデータも取り扱う。実証実験の結果を元に、安心・信頼できる情報銀行の条件を整理し、認定基準の改善案として提示することで、情報銀行の社会実装を加速する狙い。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  2. 給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

    給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

  3. バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

    バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

  4. 駿河屋.JP への不正アクセス、30,431 件のカード情報漏えいの可能性

    駿河屋.JP への不正アクセス、30,431 件のカード情報漏えいの可能性

  5. HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

    HENNGE One、iPad 受付システム「Smart at reception」へ SSO 連携

ランキングをもっと見る
PageTop