Apache Struts において namespace の値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2019.09.18(水)

Apache Struts において namespace の値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

Web アプリケーションの開発フレームワークとして、世界的に利用されているApache Struts 2 に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が公開されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
struts.apache.org
struts.apache.org 全 1 枚 拡大写真
◆概要

 Apache 財団が公開している Web アプリケーションの開発フレームワークである Apache Struts に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が、報告されています。攻撃者に脆弱性を悪用されてしまった場合、意図しない動作を強制され重大な情報セキュリティ事故が発生してしまう可能性が考えられます。脆弱性に対応したバージョンが公開されているため、アップデートを適用することにより対策してください。

◆分析者コメント

 Struts のバージョン 1 系への影響が懸念される脆弱性ではありますが、遠隔コード実行を引き起こす手法が Struts のバージョン 2 系から導入された機能である OGNL 式の挿入によるものであるため、Struts のバージョン 1 系に影響が及ぶ可能性は低いと考えられます。今回報告された脆弱性は、過去に報告された Struts の遠隔コード実行の脆弱性の中でも設定条件が厳しいため、脆弱性による被害を受ける可能性は低いですが、念のためアップデートを適用して根本的な対策をすることを推奨します。

◆深刻度(CVSS)

 本記事執筆時点 (2018 年 9 月 17 日) で CVSS 値の情報は公開されていません。

◆影響を受けるソフトウェア

 Apache Struts 2 系の以下のバージョンが脆弱性の影響を受けます。

  - Struts 2.3 系: Struts 2.3.35 より前のバージョン
  - Struts 2.5 系: Struts 2.5.17 より前のバージョン

 脆弱性の影響を受けるバージョンの範囲については、Apache Struts 2 のうちサポートされているバージョンのみの情報しか公開されていません。Apache Struts 2 のうちサポートされていないバージョンでも当該脆弱性の影響を受ける可能性が高いため、Struts 2.3 系または Struts 2.5 系の最新バージョンへのアップデートを推奨します。

◆解説

 Web アプリケーションの開発フレームワークとして、世界的に利用されているApache Struts 2 に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が公開されています。

《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

特集

アクセスランキング

  1. リコー製プリンタや複合機に任意コード実行などの脆弱性(JVN)

    リコー製プリンタや複合機に任意コード実行などの脆弱性(JVN)

  2. 「OpenSSL」アップデート、情報漏えいなどの脆弱性に対応(JVN)

    「OpenSSL」アップデート、情報漏えいなどの脆弱性に対応(JVN)

  3. 架空請求の封筒の実物写真のマスキング処理が不適切、特定のソフトで容易に外せる状態に(神奈川県)

    架空請求の封筒の実物写真のマスキング処理が不適切、特定のソフトで容易に外せる状態に(神奈川県)

  4. 高額なコンサル不要 !? ~ ISOG-J 公開三つの無料ドキュメント活用方法

    高額なコンサル不要 !? ~ ISOG-J 公開三つの無料ドキュメント活用方法

  5. 個人情報記載書類を委託事業者が紛失、今後は書類ではなく暗号化したデータでの報告に切り替え(大阪市)

    個人情報記載書類を委託事業者が紛失、今後は書類ではなく暗号化したデータでの報告に切り替え(大阪市)

  6. 「なんとかデータベース」へ不正アクセス、会員情報169,843件が流出の可能性(スープレックス)

    「なんとかデータベース」へ不正アクセス、会員情報169,843件が流出の可能性(スープレックス)

  7. 「マグちゃんオンラインショップ」に不正アクセス、最大2,905件のカード情報が流出の可能性(宮本製作所)

    「マグちゃんオンラインショップ」に不正アクセス、最大2,905件のカード情報が流出の可能性(宮本製作所)

  8. 「CODE BLUE」全25セッションの講演者が決定(CODE BLUE実行委員会)

    「CODE BLUE」全25セッションの講演者が決定(CODE BLUE実行委員会)

  9. OTネットワークを可視化しセキュリティリスクを監視(NRIセキュア)

    OTネットワークを可視化しセキュリティリスクを監視(NRIセキュア)

  10. LINEの「apng-drawable」に任意コード実行などの脆弱性(JVN)

    LINEの「apng-drawable」に任意コード実行などの脆弱性(JVN)

ランキングをもっと見る