Apache Struts において namespace の値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2019.01.16(水)

Apache Struts において namespace の値検証不備により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

Web アプリケーションの開発フレームワークとして、世界的に利用されているApache Struts 2 に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が公開されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
struts.apache.org
struts.apache.org 全 1 枚 拡大写真
◆概要

 Apache 財団が公開している Web アプリケーションの開発フレームワークである Apache Struts に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が、報告されています。攻撃者に脆弱性を悪用されてしまった場合、意図しない動作を強制され重大な情報セキュリティ事故が発生してしまう可能性が考えられます。脆弱性に対応したバージョンが公開されているため、アップデートを適用することにより対策してください。

◆分析者コメント

 Struts のバージョン 1 系への影響が懸念される脆弱性ではありますが、遠隔コード実行を引き起こす手法が Struts のバージョン 2 系から導入された機能である OGNL 式の挿入によるものであるため、Struts のバージョン 1 系に影響が及ぶ可能性は低いと考えられます。今回報告された脆弱性は、過去に報告された Struts の遠隔コード実行の脆弱性の中でも設定条件が厳しいため、脆弱性による被害を受ける可能性は低いですが、念のためアップデートを適用して根本的な対策をすることを推奨します。

◆深刻度(CVSS)

 本記事執筆時点 (2018 年 9 月 17 日) で CVSS 値の情報は公開されていません。

◆影響を受けるソフトウェア

 Apache Struts 2 系の以下のバージョンが脆弱性の影響を受けます。

  - Struts 2.3 系: Struts 2.3.35 より前のバージョン
  - Struts 2.5 系: Struts 2.5.17 より前のバージョン

 脆弱性の影響を受けるバージョンの範囲については、Apache Struts 2 のうちサポートされているバージョンのみの情報しか公開されていません。Apache Struts 2 のうちサポートされていないバージョンでも当該脆弱性の影響を受ける可能性が高いため、Struts 2.3 系または Struts 2.5 系の最新バージョンへのアップデートを推奨します。

◆解説

 Web アプリケーションの開発フレームワークとして、世界的に利用されているApache Struts 2 に、遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が公開されています。

《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

特集

アクセスランキング

  1. アナログゲームで体験するサイバーセキュリティ模擬訓練 ~ インシデント対応ボードゲーム金融版ワークショップレポート

    アナログゲームで体験するサイバーセキュリティ模擬訓練 ~ インシデント対応ボードゲーム金融版ワークショップレポート

  2. セキュリティエンジニアに一番必要なのは「好き!」の気持ち、MBSD Cybersecurity Challenges 2018 レポート

    セキュリティエンジニアに一番必要なのは「好き!」の気持ち、MBSD Cybersecurity Challenges 2018 レポート

  3. 「Webシステム/Webアプリケーションセキュリティ要件書 Ver.3.0」を公開(脆弱性診断士スキルマッププロジェクト)

    「Webシステム/Webアプリケーションセキュリティ要件書 Ver.3.0」を公開(脆弱性診断士スキルマッププロジェクト)

  4. ここが変だよ日本のセキュリティ 第36回 「2018セキュリティ流行語大賞」

    ここが変だよ日本のセキュリティ 第36回 「2018セキュリティ流行語大賞」

  5. 2019 年新春の決意:お年玉で絶対に買ってはいけない「最新技術製品」(The Register)

    2019 年新春の決意:お年玉で絶対に買ってはいけない「最新技術製品」(The Register)

  6. スマートスピーカーや5G回線の悪用など予測--2019年のセキュリティ(ジュニパーネットワークス)

    スマートスピーカーや5G回線の悪用など予測--2019年のセキュリティ(ジュニパーネットワークス)

  7. フィッシングサイトで詐取されたアカウントから迷惑メールを多数配信、個人情報漏えいの可能性も(東京外国語大学)

    フィッシングサイトで詐取されたアカウントから迷惑メールを多数配信、個人情報漏えいの可能性も(東京外国語大学)

  8. 国税庁での契約・法令違反の再委託を受けて調査を実施、埼玉県内の6市でも無許諾が判明(AGS)

    国税庁での契約・法令違反の再委託を受けて調査を実施、埼玉県内の6市でも無許諾が判明(AGS)

  9. 国際学会で離席した隙をつかれノートパソコンが盗難被害に(長岡技術科学大学)

    国際学会で離席した隙をつかれノートパソコンが盗難被害に(長岡技術科学大学)

  10. オムロンの「CX-One」に任意コード実行の脆弱性(JVN)

    オムロンの「CX-One」に任意コード実行の脆弱性(JVN)

ランキングをもっと見る