Ionic「cordova-plugin-ionic-webview」に情報漏えいの脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、Ionicが提供する「cordova-plugin-ionic-webview」に、パストラバーサルの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「cordova-plugin-ionic-webview 2.2.0 より前のバージョン」には、パストラバーサルの脆弱性(CVE-2018-16202)が存在する。なお、「2.0.0-beta.0」「2.0.0-beta.1」「2.0.0-beta.2」「2.1.0-0」は影響を受けない。
この脆弱性が悪用されると、遠隔の第三者によって、iOSデバイス内のファイルやアプリケーションに関連するファイルが取得され、ファイル内の情報(アプリケーションの設定やコード、アプリケーションが保存した情報等)が漏えいする可能性がある。iOS開発者は、最新版のcordova-plugin-ionic-webviewを取り込み、アプリケーションを作成することで、本脆弱性が解消される。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》