偽「ふるさと納税」サイト増加、本物サイト完全模倣も(BBSS) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

偽「ふるさと納税」サイト増加、本物サイト完全模倣も(BBSS)

BBSSは、「インターネット詐欺リポート(2018年11月度)」を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
フィッシング詐欺サイトの検知が増加
フィッシング詐欺サイトの検知が増加 全 2 枚 拡大写真
BBソフトサービス株式会社(BBSS)は12月26日、「インターネット詐欺リポート(2018年11月度)」を発表した。本レポートは、同社の「詐欺ウォール / Internet SagiWall」で検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するもの。これによると、11月のインターネット詐欺サイトの検知数は1,086,959件であった。

内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが76.32%、フィッシング詐欺サイトが19.01%、マルウェア感染サイトが0.26%、ボーガスウェア配布サイトが3.93%、ぜい弱性悪用サイトが0.48%を占めた。OSごとのネット詐欺種類別検知率では、ワンクリック・不当請求詐欺サイトの割合がWindowsで40.33%、Androidで91.82%、iOSで84.00%となっている。全体ではワンクリック・不当請求詐欺サイトの検知率が前月比で0.79ポイント減少、フィッシング詐欺サイトは同0.51ポイント増加した。

11月は、ふるさと納税の申込み期限が間近となったことから、返礼品を大幅割引きして販売する偽の販売サイトの出現が話題となった。BBSSでは、正規のふるさと納税サイトには各自治体のサイトにあるリンクからアクセスするよう呼びかけている。また、そもそも納税であるためディスカウントはあり得ないとしている。ただし、本物のサイトを完全に模倣しているケースもあるため、商品名で検索し価格の相場を確認したり、販売サイトの所在や信用性を確認するよう習慣づけることを勧めている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  3. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  4. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  5. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  6. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  7. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  8. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  9. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  10. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

ランキングをもっと見る