COP24でセキュアUSBメモリとモバイルパソコンを紛失、盗難の可能性(環境省)
環境省は1月9日、2018年12月にポーランドのカトヴィツェで開催されたCOP24で同省所有のセキュアUSBメモリとモバイルパソコン1台の紛失が判明したと発表した。
インシデント・事故
インシデント・情報漏えい

これは2018年12月16日に、COP24会場内の日本政府作業部屋に保管していた利用パスワードが記載されたカード等を含むセキュアUSBメモリと利用パスワードが記載された書類等を含むモバイルパソコンの紛失が判明したというもの。
関係職員に聞き取り調査を実施したところ、職員は当該機器を持ち帰っておらず、またUSBメモリのケースだけが残されていたなどの現場状況から盗難と推測されるとのこと。
紛失したUSBメモリとモバイルパソコンに保存されていた可能性のある情報は下記の通り。
・セキュアUSBメモリ
2017年11月~2018年5月までのCOP23における交渉や環境大臣のバイ会談に関する概要等に関する情報。
(個人情報(メールアドレス)や開示を前提としていない情報が含まれていた可能性があるが、秘密情報は含まれない。)
・モバイルパソコン
COP24に関するツィッターの原稿、写真データ及び大臣日程(公開可能な情報)
同省では2018年12月17日に、管理システムから当該USBメモリの利用停止措置と当該モバイルパソコンからの環境省ネットワークへの接続制限措置を実施済みで、1月4日午前11時頃(ポーランド時間)に、在ポーランド日本国大使館を通じてワルシャワ1警察署に被害届を提出した。
《ScanNetSecurity》
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