「車載システム向け多層防御技術」を開発(三菱電機) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

「車載システム向け多層防御技術」を開発(三菱電機)

三菱電機株式会社は、車載情報機器の多層防御機能を強化し、コネクテッドカーの普及により今後の増加が懸念される、インターネット経由や意図せずにインストールした不正ソフトウェアによる車両制御への攻撃を検知・防御する「車載システム向け多層防御技術」を開発した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
車載システム向け多層防御技術
車載システム向け多層防御技術 全 1 枚 拡大写真
三菱電機株式会社は1月22日、車載情報機器の多層防御機能を強化し、コネクテッドカーの普及により今後の増加が懸念される、インターネット経由や意図せずにインストールした不正ソフトウェアによる車両制御への攻撃を検知・防御する「車載システム向け多層防御技術」を開発したと発表した。クラウド連携を不要とする車載情報機器上での攻撃検知を実現したことと、高速セキュアブート技術により、システム起動を高速化し、待ち時間を短縮したことが特徴。

攻撃手口に着目した、独自のログ分析型軽量攻撃検知方式を適用することで、従来のパターン照合処理に必要だったクラウド連携を不要とし、複雑な外部からのサイバー攻撃を車載情報機器上での検知を可能にした。また、車載情報機器のソフトウェアの正当性を検証するセキュアブートを高速化し、検証しない場合と比較して車載情報機器の起動時間の増加を10%未満に抑えつつ、セキュア化を実現したという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop