事件の背景 世界に広がるサイバー軍需産業 NSOグループと BlackCube | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2019.02.16(土)

事件の背景 世界に広がるサイバー軍需産業 NSOグループと BlackCube

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 この事件の背景には国家によるネット監視が世界中に広がっていることと、それを支える産業の拡大がある。私はこの産業をサイバー軍需企業と呼んでいる。国家によるネット監視の製品や技術はそのまま他の国への干渉に用いられることも多いためだ。サイバー軍需企業 Gammaグループが設立されたのは 1990 年とかなり昔だが、Hacking team や Vupen、END GAME は 2000 年代に入ってからになる。

●NSOグループ

 シチズンラボが NSOグループを取り上げた最初のレポートは『THE MILLION DOLLAR DISSIDENT NSO Group’s iPhone Zero-Days used against a UAE Human Rights Defender』(https://citizenlab.ca/2016/08/million-dollar-dissident-iphone-zero-day-nso-group-uae/)である。2016 年の 8 月にアラブ首長国連邦の人権活動家に対して NSOグループのソフトウェアを使って攻撃が仕掛けられた事件からである。使われたスパイウェア Pegasus は日本でも話題になったので、名前を聞いたこがある方もいるかもしれない。

 2018 年 9 月には、世界 45 カ国に広がる NSOグループのスパイウェア Pegasus の実態を暴いた。45 カ国が Pegasus に感染し監視されており、36 カ国が Pegasus を操作し、10 カ国が他国に対して Pegasus での監視を行っていた。

《一田 和樹》

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