IoT機器へのエクスプロイトが急増--脅威レポート(フォーティネットジャパン)
フォーティネットジャパンは、米Fortinetによる2018年第4四半期におけるグローバル脅威レポートについて発表した。
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レポートによると、同四半期はサイバー攻撃者の全体的な活動はわずかに減少したものの、企業あたりのエクスプロイト検知数は10%、一意のエクスプロイト検知数は5%増加した。ボットネットはさらに複雑化し検知が困難になっており、ボットネットの1社あたりの感染日数は15%増加し、約12日間に長期化している。
グローバルエクスプロイトのランキングでは、上位12位のうち半分がIoTデバイスを標的にしており、12位のうち4つはIPカメラに関連するエクスプロイトであった。また、エクスプロイトの分析などのために誰でも入手可能なオープンソースマルウェアツールをサイバー攻撃者が入手し、武器化して新たな脅威へと進化させるケースを紹介している。このほか、ステガノグラフィの進化やアドウェアの増加なども紹介している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》