2017年に修正された「Cisco Webex Chrome」への攻撃が急増--四半期レポート(ウォッチガード) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

2017年に修正された「Cisco Webex Chrome」への攻撃が急増--四半期レポート(ウォッチガード)

ウォッチガードは、四半期ごとに発行している「インターネットセキュリティレポート」の最新版(2018年第4四半期)を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社(ウォッチガード)は3月26日、四半期ごとに発行している「インターネットセキュリティレポート」の最新版(2018年第4四半期)を発表した。同レポートは、世界中の膨大な数のアクティブなWatchGuard Fireboxアプライアンスから収集されたログデータに基づいて、中堅・中小企業や分散拠点を持つ大企業を標的とした主要なマルウェアやネットワーク攻撃について調査したもの。

今期は、「Cisco Webex Chrome」におけるリモートコードの拡張機能の脆弱性を突いた新たなネットワーク攻撃が急増した。この脆弱性は2017年に公表され、パッチも公開されているが、攻撃は今期までほとんど検知していなかった。しかし、第3四半期から第4四半期にかけて検知率が7,016%にまで増加した。また、新たにカスタマイズされた「セクストーション」フィッシングが増加した。これは、送信者が受信者のPCをトロイの木馬で感染させ、アダルトWebサイトの訪問履歴を記録したことを伝え、身代金を要求する。

また、MainOneと呼ばれるナイジェリアのISPがルーティングフィルタの設定を誤った結果、ロシアと中国のISPに波及し、両者のISPを経由して大量のGoogleトラフィックが74分間にわたり拡散されたことを確認したことや、ユニークシグニチャに関して、第3四半期と比較して第4四半期のネットワーク攻撃の数量が46%増加したことなどを取り上げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop