「アクセス解析CGI An-Analyzer」に複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、アングラーズネットが提供する「アクセス解析CGI An-Analyzer」に、複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
2019年6月24日以前に公開されていた「アクセス解析CGI An-Analyzer」には、管理ページにおけるOSコマンドインジェクション(CVE-2019-5987)、管理ページにおける格納型のクロスサイトスクリプティング(CVE-2019-5988)、解析対象ページにおけるDOMベースのクロスサイトスクリプティング(CVE-2019-5989)、情報漏えい(CVE-2019-5990)の脆弱性が存在する。
これらの脆弱性により、当該製品にログイン可能なユーザによって、任意のOSコマンドを実行される(CVE-2019-5987)、ユーザのWebブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される(CVE-2019-5988、CVE-2019-5989)、HTTPリファラからログイン用パスワードを取得される(CVE-2019-5990)といった影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、当該製品の更新ファイルを適用し、解析用スクリプトを修正するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》