入院患者から預かった「投票のご案内」紛失、不在者投票行えず(横浜市) | ScanNetSecurity
2024.05.05(日)

入院患者から預かった「投票のご案内」紛失、不在者投票行えず(横浜市)

神奈川県横浜市は7月22日、横浜市立脳卒中・神経脊椎センターに入院中の患者X氏から預かった第25回参議院議員通常選挙「投票のご案内」が所在不明となったことが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 2 枚 拡大写真
神奈川県横浜市は7月22日、横浜市立脳卒中・神経脊椎センターに入院中の患者X氏から預かった第25回参議院議員通常選挙「投票のご案内」が所在不明となったことが判明したと発表した。

これは7月11日午後6時頃に、同院に入院中のX氏から不在者投票の申し出があり、担当のA看護師はX氏から受け取った「投票のご案内」を看護ステーションのテーブル上に置いたままその場を離れ、30分後に戻ったところ当該書類が無くなっていたが A看護師は、誰かが処理をしたと思い込み師長への報告を行わなかったところ、7月21日午後7時半頃にX氏からC看護師に自らが投票していないと指摘があり、X氏の不在者投票手続き漏れと「投票のご案内」の所在不明が判明したというもの。X氏は病院での手続きが行われなかったため不在者投票が行えなかった。

同院では患者から不在者投票の申し出があった場合には、当該病棟師長に引き継ぐことになっていたが、A看護師は他の職員が手続きを行ったと思い込み病棟師長に確認を行わず、また、患者から預った書類は患者ボックスで保管することになっていたが看護ステーションのテーブルに放置していた。

紛失した「投票のご案内」には、氏名、住所、世帯員数、投票所情報、投票区番号、名簿抄本簿冊番号、名簿抄本頁番号、名簿抄本行番号、管理用セキュリティー番号が記載されていた。

同院では今後、各病棟にて不在者投票を希望した患者のリストを作成し職員間で共有し手続きに齟齬が出ないよう徹底し再発防止に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  9. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  10. ビッグ・ブラザー2024 ~ 監視カメラと画像分析 その高成長市場と国際動向

    ビッグ・ブラザー2024 ~ 監視カメラと画像分析 その高成長市場と国際動向

ランキングをもっと見る