標的はファイアウォールの内側にあるIoTデバイスへ(NETSCOUT SYSTEMS)
NETSCOUT SYSTEMSは、2019年上半期(1月~6月)における世界のサイバー脅威を調査・分析した「NETSCOUT 脅威インテリジェンスレポート」を公開した。
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レポートによると、中規模のDDoS攻撃が集中している。同半期のDDoS攻撃の頻度は前年同期に比べて39%増加しているが、100~400Gbpsの攻撃の数は776%と驚異的に増加した。また、ファイアウォール(FW)への攻撃も増えている。これは、その背後にあるIoTデバイスを標的としたもの。FWの背後にあるIoTデバイスは、インターネットに直接つながったIoTデバイスの約20倍存在するため、これらを狙うProof-of-Concept(概念実証)のマルウェアを数多く確認している。
地政学的な小競り合いにもサイバー攻撃が活用されている。地政学的な敵対者は、マルウェアやDDoS攻撃からソーシャルエンジニアリングおよび虚報まで、サイバー戦術を使って互いを標的にするケースが増えている。
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