「Naturas Psychos Product」が偽の決済画面へ誘導される改ざん被害、カード情報が流出(ハーバルインデックス) | ScanNetSecurity
2025.12.11(木)

「Naturas Psychos Product」が偽の決済画面へ誘導される改ざん被害、カード情報が流出(ハーバルインデックス)

アロマ・オーガニックスキンケアを扱う株式会社ハーバルインデックスは9月17日、同社が運営する「Naturas Psychos Product」にて第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報が流出した可能性が判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 4 枚 拡大写真
アロマ・オーガニックスキンケアを扱う株式会社ハーバルインデックスは9月17日、同社が運営する「Naturas Psychos Product」にて第三者からの不正アクセスがあり、顧客のクレジットカード情報が流出した可能性が判明したと発表した。

これは1月26日に、警察組織から同サイトを利用した顧客のクレジットカード情報の流出懸念について同社に連絡があり、同日中にカード決済を停止、4月22日に完了した第三者調査機関からの報告で、システムの脆弱性を突いた第三者からの不正アクセスによる同サイトの改ざんでカード決済を選択した顧客が偽の決済画面へ誘導され、当該画面で入力したカード情報が流出し、一部のカード情報が不正利用された可能性を確認したというもの。

流出した可能性があるのは、2018年12月11日から2019年1月26日に「Naturas Psychos Product」にてクレジットカード決済を行った顧客203名のカード情報(名義人名、番号、有効期限、セキュリティコード)。なお、偽の決済画面でカード情報を入力したものの同社製品の購入に至らなかった顧客および同社の正式な決済画面に入力したカード情報と異なるカード情報を偽の決済画面に入力した顧客についてもカード情報が流出した可能性があるが、同社で特定ができなかったとのこと。

同社では9月17日より対象者にメールにて謝罪と説明の連絡を行っており、メールが配信できなかった場合は書状で連絡を行う予定。

同社では既に、カード会社と連携し流出した可能性があるカードによる取引のモニタリングを継続して実施し、不正利用の防止に努めているが、顧客に対してもカードの利用明細に身に覚えのない請求項目がないか確認するよう呼びかけている。

同社では1月26日に所轄警察である静岡県警サイバー対策本部に被害届を提出し、6月24日に監督官庁である個人情報保護委員会に事態報告を行った。

同社では今後、第三者調査機関による調査結果を踏まえたシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 北大研究室に「学生風の人物」侵入しパソコン操作 106名の学生情報漏えいの可能性「頼まれた」と説明し退室

    北大研究室に「学生風の人物」侵入しパソコン操作 106名の学生情報漏えいの可能性「頼まれた」と説明し退室

  3. 法令出版社ぎょうせい、外部からの Web スクレイピングでデータベースに接続障害発生

    法令出版社ぎょうせい、外部からの Web スクレイピングでデータベースに接続障害発生

  4. CMS にパスワード総当たり攻撃 ~ 三英 公式サイトに不正アクセス

    CMS にパスワード総当たり攻撃 ~ 三英 公式サイトに不正アクセス

  5. 柴田産業の委託先でサイバー攻撃による顧客情報漏えいの可能性

    柴田産業の委託先でサイバー攻撃による顧客情報漏えいの可能性

ランキングをもっと見る
PageTop