ハニーポットへの攻撃数は前年同時期の約12倍--上半期レポート(エフセキュア) | ScanNetSecurity
2025.12.06(土)

ハニーポットへの攻撃数は前年同時期の約12倍--上半期レポート(エフセキュア)

エフセキュアは、最新の攻撃トラフィックに関する調査レポート「セキュリティ脅威のランドスケープ 2019年上半期」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
調査期間中のハニーポットへの攻撃件数
調査期間中のハニーポットへの攻撃件数 全 3 枚 拡大写真
エフセキュア株式会社は9月18日、最新の攻撃トラフィックに関する調査レポート「セキュリティ脅威のランドスケープ 2019年上半期」を公開した。これによると、2019年上半期(1月~6月)にはIoTおよびWindows Server Message Block(SMB)関連の攻撃の強度が高まったことが明らかになったとしている。また同期間に同社が設置したグローバルハニーポットには、29億回の攻撃があった。昨年同時期(2億3,100万回)と比較して12倍に増加している。

この攻撃のうち、もっとも多かったのはTelnetで、全トラフィックの26%を占め、攻撃イベントは7億6千万件にのぼった。発信源は米国、ドイツ、英国、オランダの順に多かった。2番目に多かったのはUpnpで6億1,100万件(21%)、3番目はSSHで4億6,500万件(16%)となった。SSHは、Miraiなどのマルウェアに感染したIoTデバイスがソースとして考えられるとしている。

SMBポート445への攻撃トラフィックは5億5,600万件が確認されており、これはランサムウェア「WannaCry」で最初に使用されたEternalのエクスプロイトがいまだ健在で、現在もパッチが適用されていない数百万台のマシンを破壊しようとしているためとみている。発信源は中国がもっとも多かった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

  2. 191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

    191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. 良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

    良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

  5. 病院業務へ影響なし ~ 順天堂大学にランサムウェア攻撃、女性スポーツ研究センター独自運用 NAS が被害に

    病院業務へ影響なし ~ 順天堂大学にランサムウェア攻撃、女性スポーツ研究センター独自運用 NAS が被害に

ランキングをもっと見る
PageTop