「Deep Security」「TMVP」にXXEの脆弱性、アップデートを呼びかけ(トレンドマイクロ、JVN) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

「Deep Security」「TMVP」にXXEの脆弱性、アップデートを呼びかけ(トレンドマイクロ、JVN)

トレンドマイクロは、同製品に対する2件のアラート/アドバイザリを公開した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
トレンドマイクロ株式会社は10月1日および11日、同社製品に対する2件のアラート/アドバイザリを公開した。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)もこれを受け、10月25日に「トレンドマイクロ株式会社製の複数の製品における XML 外部実体参照(XXE) に関する脆弱性」を「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表している。

1件目は、「Trend Micro Deep Securityにおける XML External Entityに関する脆弱性(CVE-2019-9488)」で、12.0未満のバージョンの「Deep Security Manager」にXML External Entityの脆弱性が存在する。Deep Security Managerに有効化されている Deep Security Agentについて、管理者権限が悪意のあるユーザに奪取された場合に、そのDeep Security Agentから XXE攻撃を受ける可能性がある。

2件目は。「Trend Micro Virtual Patch for Endpoint(TMVP)における XML External Entityに関する脆弱性(CVE-2019-9488)」で、2.0 SP2 Patch7 以下の「TMVP Manager」にXML External Entityの脆弱性が存在する。TMVP Managerに有効化されている TMVP Agentについて、管理者権限が悪意のあるユーザに奪取された場合に、そのTMVP Agentから XXE攻撃を受ける可能性がある。

トレンドマイクロでは、これらの脆弱性についてアップデートリリースで修正しており、パッチをインストールするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  4. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  5. サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

    サイバー攻撃者が変更偽装困難なたったひとつの特徴

ランキングをもっと見る
PageTop