クラウド時代が C2 サーバーの「見えない化」加速、DNS,AWS,Azure,GCP の悪用 | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

クラウド時代が C2 サーバーの「見えない化」加速、DNS,AWS,Azure,GCP の悪用

モダンな C2 サーバーは、たとえば VirusTotal のようなセキュリティインフラすら利用して標的のデータを窃取し、クラウドサービス上に潜み、DNS 悪用してドメインを乗っ取っている。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
Silent Break Security社ニック・ランダース氏
Silent Break Security社ニック・ランダース氏 全 8 枚 拡大写真
 現在のサイバー攻撃において、重要なインフラのひとつが C2 サーバー(Command and Controll Server)の存在だ。モダンな C2 サーバーは、たとえば VirusTotal のようなセキュリティインフラさえも利用して標的のデータを窃取し、クラウドサービス上に潜み、DNS 悪用してドメインを乗っ取っとる。

 今夏 2019 年の Blackhat USA では、Silent Break Security 社のニック・ランダース氏によって、DNS/HTTPS、メールサービス、クラウドサービスなどを悪用したステルス C2 サーバーの実態といくつかの PoC が紹介された。基本的なアプリケーションプロトコルや信頼ベースとなるインターネットインフラ、パブリッククラウドが悪用されると、攻撃者や C2 サーバーの追跡が困難になる。ステルス C2 サーバーの現状をレポートする。

《中尾 真二( Shinji Nakao )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop