3割のフィッシング詐欺サイトがHTTPS、教育,暗号通貨,ストリーミングジャンルが上位(ウェブルート) | ScanNetSecurity
2025.12.08(月)

3割のフィッシング詐欺サイトがHTTPS、教育,暗号通貨,ストリーミングジャンルが上位(ウェブルート)

ウェブルートは、変化し続けるセキュリティ業界の最新状況を探った「ウェブルート脅威レポート2019 中間アップデート」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
HTTPS を使用しているフィッシングサイトの割合(カテゴリー別)
HTTPS を使用しているフィッシングサイトの割合(カテゴリー別) 全 2 枚 拡大写真
ウェブルート株式会社は12月4日、変化し続けるセキュリティ業界の最新状況を探った「ウェブルート脅威レポート2019 中間アップデート」を発表した。同レポートは、同社の機械学習ベースの脅威分析アーキテクチャである「Webroot プラットフォーム」で使用しているデータと、同社の脅威調査チームからの傾向、洞察および予測を紹介するもの。

フィッシングは急増しており、2019年1~7月に発見されたURLは400%増加した。フィッシングで偽装された業界は、「SaaS / Webメールのプロバイダ」が29%を占め、「金融機関」(19%)、「ソーシャルメディア」(16%)、「小売」(14%)と続いた。50件に1件が悪意あるURLで、フィッシングサイトの3分の1近くがHTTPSを使用していた。HTTPSを使用していたフィッシングサイトの割合は、「教育」(77%)、「暗号通貨」(48%)、「ストリーミング」(48%)、「金融機関」(45%)が上位を占めた。

また同期間は、Windows 7の脆弱性(ホストのIP数)が1月以降に75%上昇したことが明らかになった。Windowsシステムに潜むマルウェアの場所は、「%temp%」(41%)、「%appdata%」(24%)、「%cache%」(11%)が多かった。感染したPCの64%が家庭ユーザ、36%が企業のデバイスであった。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

    良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  4. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  5. 2025年12月期決算発表を延期 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

    2025年12月期決算発表を延期 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop