行員による顧客情報の漏えい、金銭目的や強要の事実は確認されず(北洋銀行) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

行員による顧客情報の漏えい、金銭目的や強要の事実は確認されず(北洋銀行)

株式会社北洋銀行は12月19日、12月3日に公表した同行の行員による顧客情報の漏えいについて調査結果を発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 3 枚 拡大写真
株式会社北洋銀行は12月19日、12月3日に公表した同行の行員による顧客情報の漏えいについて調査結果を発表した。

これは同行の行員が、顧客からの要請に応じて別の顧客の情報を漏えいしたことが当該顧客からの照会により判明したというもので、その詳細について同行による調査結果が完了し発表を行った。

情報漏えいを行った同行の行員は、札幌市内に勤務する20歳代の男性行員で、他の行員の関与は無く、同行では当該行員に対して面談による聴取や身辺調査、机、キャビネット、ロッカー等の調査、業務記録やシステム利用履歴からの行動調査、他の行員へのヒアリング、情報漏えい先からのヒヤリング等の調査を行った。

情報漏えいの対象となったのは、札幌市内の法人1社とその代表者1名および関連法人2社の計4件で、残高を含む入出金明細の印刷物および同行との取引状況や面談予定等の情報が流出した。

同行行員による情報漏えい先は、漏えいの対象先と取引関係にある札幌市内の法人1社で、当該行員が漏えい先からの要請に基づき、重大性の認識が薄く漏えいしたとのことで、金銭目的や強要された等の事実は確認されなかった。

情報漏えい先の法人では、印刷物として受領した入出金明細等は既にシュレッダーで処分済みで、別の第三者に情報を漏えいしたり、漏えい情報を利用したことは無いとのこと。

同行では今後、情報管理体制の強化のほか、役職員に対するコンプライアンス教育の徹底を図り再発防止に取り組む。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  3. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  4. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

  5. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  6. インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

    インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

  7. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  8. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データが閲覧可能な状態に、154,650 人分のダウンロード確認

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データが閲覧可能な状態に、154,650 人分のダウンロード確認

  9. ガートナー クラウドクッキング教室 ~ CCoE 構築の重要性

    ガートナー クラウドクッキング教室 ~ CCoE 構築の重要性

  10. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

ランキングをもっと見る