正規のペネトレーションテストツールの攻撃への活用など--四半期レポート(ウォッチガード)
ウォッチガードは、「インターネットセキュリティレポート」の最新版(2019年第3四半期)を発表した。
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マルウェアとネットワーク攻撃が前期同様に増加傾向にある中、同四半期におけるネットワーク攻撃トップ10リストに、Equifax社の大規模な情報漏えいを含む複数のApache Strutsの脆弱性が初めて登場している。また、Microsoft Officeのエクスプロイトや正規のペネトレーションテストツールなどを用いたゼロデイマルウェアが多数検知されたことに着目している。
レポートでは主な調査結果として、「Equifax社の情報漏えいで使用された、主要な脆弱性を標的とした新たなネットワーク攻撃が登場 」「Microsoft Officeのエクスプロイトが引き続き標的に」「ゼロデイマルウェアのインスタンスが50%増加し、マルウェア全般の検知数が増加」「サイバー犯罪者が攻撃に正規のペネトレーションテストツールを活用」「アメリカ大陸を標的としたマルウェア攻撃が大幅に増加」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》