「非公開」動画も公開、「TikTok」の脆弱性を発表(チェック・ポイント)
チェック・ポイントは、同社の脅威情報部門であるCheck Point Researchが、動画アプリ「TikTok」の複数の脆弱性を発見したと発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
今回の調査により発見された脆弱性は、攻撃者が悪意のあるリンクを含んだなりすましSMSメッセージをユーザに送信することで開始される。ユーザがリンクをクリックすると、攻撃者は脆弱性を悪用してTikTokアカウントを乗っ取り、動画の削除、不正な動画のアップロード、プライベート動画、または「非公開」の動画を公開するなど、不正な操作を行うことが可能となる。
また、Tiktokのサブドメインであるhttps://ads.tiktok.comがXSS攻撃に対して脆弱であることも判明している。チェック・ポイントの研究者は、この脆弱性を利用して、ユーザのメールアドレスや誕生日など、ユーザアカウント内に保存されている個人情報を抽出することに成功している。Check Point Researchは、今回の調査結果をTikTokの開発者に報告しており、修正が行われているという。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》