国際的に広がるデータ保護規制が生むビジネス上のリスク対応支援(パロアルトネットワークス、TMI P&S)
パロアルトネットワークスとTMI P&Sは、サイバー攻撃から経営を守るための独自のセキュリティマネジメントフレームワークの導入支援サービス「SMO イネーブルメントサービス」において、データ保護規制対応の観点での支援に関する業務提携を開始した。
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同社が2019年11月に実施した調査によると、ビジネスの企画段階からサイバーセキュリティの専門家を登用しているのは22%、法規制の専門家を登用しているのは17%の企業のみで、サイバーセキュリティや法規制の観点でのリスク評価や対策が後付けにされている現状が明らかになっている。
同社ではこれを受け、ビジネスの計画段階からサイバーセキュリティを一気通貫で適応するセキュリティマネジメントフレームワーク「SMO (Security Management Office)」を開発し、SMOの導入を含めて経営視点でのセキュリティ強化を支援する「SMOイネーブルメントサービス」を2019年12月より提供している。
今回、データ活用におけるプライバシー保護とサイバーセキュリティに特化したコンサルティングファームであるTMI P&Sが、同サービスに関する業務提携により、サイバーセキュリティに関する技術的なリスクだけでなく、GDPR、CCPA、中国サイバーセキュリティ法など国内外のデータ保護規制のリスクに基づくサイバーセキュリティ戦略の立案と実行を可能にした。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》