全児童の図書館利用データが記録されたハードディスクを紛失、転勤した全教職員にも確認(大阪市)
大阪市は4月13日、大阪市立小学校にて児童の学校図書館利用データが保存されたバックアップ用ハードディスクの紛失が判明したと発表した。
インシデント・事故
インシデント・情報漏えい

これは4月7日午前9時頃に、大阪市立小学校にて毎週火曜日が出勤日の図書館補助員が職員室の保管ロッカーに置いてあるバックアップ用ハードディスクを取りに行ったところ、保管場所に無く紛失が判明したというもの。1週間前の3月31日の業務終了後に、図書館補助員が保管ロッカーに返却した際に異常は無かったが、保管ロッカーは施錠出来ないものであった。
紛失したのは学校図書館利用データのバックアップ用ハードディスクで、令和元年度に在籍していた全児童406名分の学年、組、児童名、図書本の貸出記録の個人情報が記録されていた。
同校では4月7日から10日にかけて、全教職員で校内を捜索し、年度の変わり目で別の学校に転勤した全教職員にも確認を行ったが、現在も発見には至っていない。
同校では引き続き捜索を続けるとともに、4月12日から14日にかけて対象の児童の保護者に対し経過説明と謝罪を行う。
同校では今後、盗難の可能性もあることから警察に被害届を出す予定で、個人情報を含むハードディスク等は必ず施錠できる場所に保管することを徹底し再発防止に努めるとのこと。
《ScanNetSecurity》
関連記事
この記事の写真
/
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
国産メールセキュリティ企業が考える PPAP の 4 つの代替手段
-
先端セキュリティ企業は互いをどう評価したか、ゼロトラストネットワーク 4 つの条件
-
Scan BASIC 登録方法
-
Scan PREMIUM 登録方法
-
ScanNetSecurity BASIC MEMBERS 会員限定記事 ログインパスワード発行 URL のおしらせ (対象:2015 年7 月 15 日 より前に無料メルマガ「Scan BASIC」の読者であったみなさま)
-
2021年の 5 つのセキュリティ脅威、CrowdStrike 予測
-
トレンドマイクロが考えるインシデント対応の基本、NISTとSANSのフレームワークをもとに
-
サイバー犯罪の検挙件数、2019年は9,542件に(警察庁)
-
イエラエセキュリティ CSIRT支援室 第4回「ツール 運用 組織体制 コスト - 経営バランスの中で実現するセキュリティの難しさ」
-
丸紅パワー&インフラシステムズのファイルサーバに不正アクセス、従業員情報などが流出の可能性