新たにBYOD端末からの不正アクセスが判明(NTT Com) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

新たにBYOD端末からの不正アクセスが判明(NTT Com)

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は7月2日、5月28日に公表した同社への不正アクセスについての調査結果の続報を発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 4 枚 拡大写真
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は7月2日、5月28日に公表した同社への不正アクセスについての調査結果の続報を発表した。

同社によると、同社のサービスである「Bizホスティング エンタープライズ」、「Enterprise Cloudオプションサービス」の工事情報管理サーバ(サーバC)に不正アクセスの形跡がある事象について、AD運用サーバ(サーバA)、運用サーバ(サーバB)、サーバCのフォレンジック調査を行ったところ、5月28日の第1報で公表した621社に加え、新たに83社に関する工事情報等が流出した可能性が6月19日に判明した。

また、第1報で公表した社内サーバ群への不正操作履歴について、調査を進めたところ一部の社内ファイルが流出した可能性が6月2日に判明した。

さらに社内サーバ群への不正アクセスの調査過程で、新たにVDIサーバ経由での、一部の社内ファイルサーバへのリモートアクセスを利用したBYOD端末からの不正アクセスが5月26日に判明、同社では全てのBYOD端末とシンクライアント専用端末のリモートアクセス環境を即時停止し、予防保全として全社員のパスワード変更を実施、リモートアクセス時の認証や監視の強化を実施済みで、現在社員アカウントの不正利用は発生していない。

なお、社内サーバ群への不正アクセスについて、窃取された正当なアカウントとパスワードが使用されたため、攻撃者が閲覧した可能性のある情報の特定に時間を要したが、フォレンジック調査やアクセス履歴の分析の結果、影響を受けた可能性がある顧客は188社とのこと。

同社では新たに流出が判明した顧客や影響を受けた顧客に対し、順次報告を行う。

同社では今後、攻撃者の振る舞いを可視化するUEBAを導入し侵入検知までの時間短縮を図るとともに、再発防止に向けエンドポイントセキュリティを強化するEDRの導入や、ゼロトラストを基本とするセキュリティ対策を行う。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  3. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  4. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  5. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  6. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  7. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

  8. インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

    インフォマート 公式 Facebook ページに不正ログイン

  9. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  10. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データが閲覧可能な状態に、154,650 人分のダウンロード確認

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データが閲覧可能な状態に、154,650 人分のダウンロード確認

ランキングをもっと見る