デジタル広告の不適切配信を防ぐ ~ 広告代理店向けアンケート結果(Momentum)
デジタル広告の課題解決ソリューションを提供するMomentum株式会社は7月21日、デジタル広告を扱う広告代理店を対象としたアドベリフィケーションに関する意識調査を発表した。
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「アドベリフィケーション」とはアドフラウド(botなどを使い無効なインプレッションやクリックによって広告費用を騙し取る不正広告)、ブランドセーフティ(広告が不適当な掲載場所に表示されることによるブランド毀損を防ぐこと)、ビューアビリティ(配信された広告掲載インプレッションのうち、実際にユーザーが視認できる状態にあったインプレッションの比率のこと)に配慮した不適切な広告配信を防ぐための広告価値毀損測定の仕組み。
同社では、国内でデジタル広告事業を扱う広告代理店の担当者257人を対象に6月8日から6月10日にかけてインターネットでの調査を実施。
調査では「アドベリフィケーション」「アドフラウド」「ブランドセーフティ」「ビューアビリティ」といったワードについて、内容を知らないエージェンシーが70%~80%程度となり、アドバタイザーと比較するとどのキーワードも全体的に認知率が低い結果となった。また認知率は企業規模によって差があり、認知率が高い順に、大規模(売上高200億円以上)、中規模(売上高50億円以上200億円未満)、小規模(売上高50億円未満)となった。
アドベリフィケーションに関する対策を行っていないエージェンシーに対し、その理由を調査したところ、小規模代理店では「アドベリフィケーションについて知らない今回の調査までこのキーワードを知らなかったから」という回答が40%を超え最も多く、中小規模代理店では「対策方法が分からないから」「社内で問題になった(議題にあがった)ことがなかったから」「予算がないから」目立つ結果となった。大規模代理店では、認知はしているものの準備中か、他の企業の動きを伺っているという回答があった。
《ScanNetSecurity》
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