日本はIDアクセス管理とデータ・セキュリティ対策でグローバルより遅れ(KPMGコンサルティング、日本オラクル) | ScanNetSecurity
2026.05.26(火)

日本はIDアクセス管理とデータ・セキュリティ対策でグローバルより遅れ(KPMGコンサルティング、日本オラクル)

KPMGコンサルティング株式会社と日本オラクル株式会社は7月30日、クラウド・セキュリティに関する意識調査レポート「Oracle and KPMG Cloud Threat Report 2020」を共同で公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
KPMGコンサルティング株式会社と日本オラクル株式会社は7月30日、クラウド・セキュリティに関する意識調査レポート「Oracle and KPMG Cloud Threat Report 2020」を共同で公開した。

同レポートでは日本、米国、カナダ、英国、フランス、オーストラリア、シンガポールの7カ国のサイバー・セキュリティおよびITの担当者750人を対象にクラウド利用におけるセキュリティの現状について調査。

同調査では、日本を含む全世界でクラウドの利用が広がり、安全にクラウドを利用するためのデータ・セキュリティ対策が重視されていることが明らかになった。企業はこれまで様々なセキュリティ対策をとっていたが、その場しのぎのパッチワーク的アプローチであったためクラウド利用を前提としたセキュリティ対策が必要であることが判明した。

また同調査によると、リモートワークの利用拡大に伴い、内部も信頼できないという前提で全てのアクセスを検査するゼロ・トラスト・セキュリティの「エンドポイント」、「IDアクセス管理」、「アプリケーション」、「データ」といった多層防御の考え方が必要となるが、日本ではこれまで実施されていたネットワーク・セキュリティによる境界防御型セキュリティに偏っていることが判明、特にIDアクセス管理とデータ・セキュリティ対策がグローバルより遅れているため対策が急務となっていると指摘している。

日本企業では、IDアクセス管理とデータ・セキュリティに関する設定ミスが多く、グローバルと日本で発見された事項でギャップが特に大きい項目は過剰な権限の付与(日本 45%、グローバル37%)や、セキュリティ・グループの設定誤り(日本 40%、グローバル33%)、機密情報が暗号化されていない(日本 32%、グローバル25%)となっている。

さらに、日本企業では、クラウド上のデータ管理不備によりグローバルより多くのデータ漏えいが発生、特に、データに対する機密区分の設定誤り(日本 51%, グローバル 38%)、機密情報の外部委託先への誤った共有(日本43%, グローバル35%)、データ暗号化漏れ(日本37%、グローバル 30%)が発生している。

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 最終出社日(春分の日前日)の夜にクラウドから取引先個人情報ダウンロード 翌営業日検知し面談 事実と認める

    最終出社日(春分の日前日)の夜にクラウドから取引先個人情報ダウンロード 翌営業日検知し面談 事実と認める

  2. アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

    アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

  3. エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃、約 36.5 万件の顧客情報が漏えいした可能性

    エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃、約 36.5 万件の顧客情報が漏えいした可能性

  4. 新日本検定協会のランサムウェア被害、東京海上日動火災保険の顧客情報漏えいの可能性

    新日本検定協会のランサムウェア被害、東京海上日動火災保険の顧客情報漏えいの可能性

  5. フィーチャへのランサムウェア攻撃、ファイル転送ツールを用いて攻撃者管理の OneDrive に送信

    フィーチャへのランサムウェア攻撃、ファイル転送ツールを用いて攻撃者管理の OneDrive に送信

ランキングをもっと見る
PageTop