子どもがSNSでトラブルに巻き込まれた経験、詐欺メール・サイトが28.3%(ニフティ)
ニフティが行った調査によると、子どもが実際に経験したSNSトラブルは「ネット上のいじめ」が34.3%ともっとも多かった。子どものSNS利用について、保護者がもっとも不安に感じることは「知らない人とのやり取りや面会」だった。
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「子どものSNS利用に関するアンケート」は2020年7月6日~7月12日、子ども向けサイト「キッズ@nifty」が、ポイントサービス「ライフメディア」の会員を対象実施し、2万2,276件の有効回答を得た。
子どものSNS利用について、「利用している」は48.0%と約半数の回答者の子どもが利用していると回答した。一方、「わからない」は20.2%で、約2割の保護者が子どものSNS利用状況を把握していなかった。
子どもがSNSを利用するうえで、危険だと思うこと、不安に感じることは何かとの質問では、「知らない人とのやり取りや面会」の回答が42.1%ともっとも多かった。ついで「個人情報や顔写真のアップ」35.7%、「詐欺などの不正サイトへのアクセス」34.8%、「ネット上のいじめ」33.7%、「決済・課金サービスの利用」31.0%、「有害なサイトの閲覧」29.3%だった。「特にない」も30.0%みられた。
実際に子どもがSNSやインターネットでのトラブルに巻き込まれた経験があるかでは、「ある」4.8%、「わからない」が17.4%だった。トラブル内容は「ネット上のいじめの加害者または被害者になった」が34.3%を占め、「詐欺メールや詐欺サイトに騙されそうになった、または騙された」28.3%、「親の許可なく課金をした」25.5%が続いた。
SNS上でのトラブル対策に関しては、53.8%の親が「情報モラル教育の実施」が重要だと回答した。「トラブルがあった時、子どもが相談できる環境を用意する」46.3%、「フィルタリングやペアレンタルコントロールを設定する」37.6%などを重視する回答も多かった。
「子どものSNS利用に関するアンケート」についての調査結果の詳細は、IT情報サイト「@niftyIT小ネタ帳」にて確認できる。
子どものSNSトラブル、最多は「ネットいじめ」34%
《勝田綾@リセマム》
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