「ニトリアプリ」にアクセス制限不備の脆弱性、フィッシング被害の可能性も(JVN)
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月26日、スマートフォンアプリ「ニトリアプリ」におけるアクセス制限不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
影響を受けるシステムは以下の通り。
Android アプリ「ニトリアプリ」 バージョン 6.0.4 およびそれ以前
iOS アプリ「ニトリアプリ」バージョン 6.0.2 およびそれ以前
JVNによると、株式会社ニトリホールディングスが提供するスマートフォンアプリ「ニトリアプリ」には、Custom URL Scheme を使用してリクエストされた URL にアクセスする機能が実装されているが、この機能には任意のアプリからリクエストを受け取りアクセスを実行してしまうアクセス制限不備の脆弱性(CWE-284)が存在し、遠隔の第三者によって当該製品を経由し任意のWebサイトにアクセスさせられる可能性があり、フィッシング等の被害にあう可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。
《ScanNetSecurity》