五百円のセキュリティ対策惜しみ五千円の飲み会に参加 ~ 中小企業セキュリティ 本当の課題 | ScanNetSecurity
2026.06.27(土)

五百円のセキュリティ対策惜しみ五千円の飲み会に参加 ~ 中小企業セキュリティ 本当の課題

中小企業セキュリティについて、Interop Tokyo 2020においてベンダーや商工会議所の担当者によるセッションが行われた。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
スピーカー:大阪商工会議所 経営情報センター 古川 佳和 氏
スピーカー:大阪商工会議所 経営情報センター 古川 佳和 氏 全 10 枚 拡大写真
 年の瀬が近づいている。今年は、会社の忘年会の状況もきっと様変わりすることだろう。

 中小企業のセキュリティ対策。古くから存在するこのテーマに対する新しい挑戦が、本年はオンライン開催となった Interop Tokyo 2020 においてパネルディスカッションの形式で行われた。集まったのはセキュリティ製品のベンダーや、商工会議所でセキュリティ向上に尽力する担当者だ。本稿はこの議論を蔵出しでお届けする。

 日本企業のウイルス対策ソフトの利用率は 80 %以上と、他の先進国同様高い利用率を誇る。だが、対策意識となるとあまり芳しい結果とは限らない。複数のレポートが指摘する傾向は、当事者意識の欠如である。日本企業はセキュリティ対策は戦略投資ではなくコストと考え、管理は IT 部門に丸投げする。この傾向は中小企業において顕著であり、対応が急務とされている。

 背景には、ここ 1、2 年大きな被害をもたらしているサプライチェーン攻撃がある。本丸を直接攻めるのではなく、取引先や下請けなど防御の弱いところから侵入し、サプライチェーンを利用して本社サーバーなど最終的な標的に到達する。2020 年 1 月に問題になった三菱電機の機密情報漏えいは、中国の子会社への侵入を端緒とするサプライチェーン攻撃だった。

《中尾 真二( Shinji Nakao )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

    セキュリティシステムの誤検知で「お問い合わせ内容の通知メール」が不通に

  2. KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

    KDDIのISP事業者向けメールシステムに不正アクセス、最大1,422万件のメールアドレス・パスワードが漏えいした可能性

  3. 個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

    個人情報部分を非表示処理にとどめた状態を削除済みと誤認 ~ 川越商工会議所で会員データを外部に送信

  4. 山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

    山一電機 フィリピン子会社にランサムウェア攻撃、ログの暗号化と削除が行われ初期侵入経路の完全な特定に至らず

  5. 狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

    狙われたのは忘れられたシステム ~ サイバー攻撃被害企業が語ったインシデント対応の現実

ランキングをもっと見る
PageTop