Sysinternals Suite PsExec において名前付きパイプのハイジャックによりSYSTEM 権限が奪取可能となる手法(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.02.03(火)

Sysinternals Suite PsExec において名前付きパイプのハイジャックによりSYSTEM 権限が奪取可能となる手法(Scan Tech Report)

Microsoft OS の遠隔管理ツールである Sysinternals Suite の PsExec に、SYSTEM 権限の奪取が可能となる手法が公開されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
PsExec
PsExec 全 1 枚 拡大写真
◆概要
 Microsoft OS の遠隔管理ツールである Sysinternals Suite の PsExec に、SYSTEM 権限の奪取が可能となる手法が公開されています。攻撃者が潜伏している端末に対して PsExec を実行してしまった場合に、攻撃者が潜伏している端末の SYSTEM を奪取してしまう可能性があります。PsExec 自体に対策がされていないため、PsExec 以外の手法で端末を遠隔管理することにより当該手法に対策できます。

◆分析者コメント
 公開された手法を悪用するには、攻撃者が権限昇格対象ホストへの侵入に成功しており、 かつ対象ホストの管理者により対象ホストに対して PsExec が実行される必要があります。悪用までの前提条件がやや厳しいですが、PsExec 仕組みを悪用するものであり、本記事執筆時点(2021 年 1 月 4 日)でのすべてのバージョンの PsExec が当該手法の影響を受けます。よって、根本的に対策するには PsExec を用いない運用にする必要があります。端末の遠隔管理手法には、Active Directory ネットワークのホストを遠隔から管理する場合は SPN により端末レベルでの認証が可能な WinRM などを用いることを推奨します。

◆影響を受けるソフトウェア
 本記事執筆時点(2021 年 1 月 4 日)でのすべてのバージョンの PsExec が当該手法の影響を受けます。

◆解説
 Microsoft OS の遠隔管理ツールである Sysinternals Suite の PsExec に、名前付きパイプのハイジャックにより、PsExec が実行されたホストでの管理者権限が奪取可能となる手法が公開されています。

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. “我々はもはやサイバーセキュリティの仕事をしているのではない”

    “我々はもはやサイバーセキュリティの仕事をしているのではない”

  2. エフエム東京へのサイバー攻撃指摘する SNS 投稿、データの一部が流出した事実はあるが機密性の高い情報は含まれず

    エフエム東京へのサイバー攻撃指摘する SNS 投稿、データの一部が流出した事実はあるが機密性の高い情報は含まれず

  3. 通行中の市民がごみステーションで生活保護受給者の申請書を発見

    通行中の市民がごみステーションで生活保護受給者の申請書を発見

  4. 企業で検討したが正式導入しなかったアプリに不正アクセス、顧客の氏名と電話番号流出

    企業で検討したが正式導入しなかったアプリに不正アクセス、顧客の氏名と電話番号流出

  5. 翌週業界を去るサイバーセキュリティ研究者が 34 年のキャリアをふりかえり言ったこと

    翌週業界を去るサイバーセキュリティ研究者が 34 年のキャリアをふりかえり言ったこと

ランキングをもっと見る
PageTop