大阪市の住民基本台帳と行政オンラインシステムで障害発生
大阪市は2月10日と11日、大阪市住民基本台帳等事務システムサーバと大阪市行政オンラインシステムの障害について発表した。
インシデント・事故
インシデント・情報漏えい

大阪市住民基本台帳等事務システムサーバの障害については、2月10日の午前9時55分頃に区役所から公的個人認証関連の処理ができないと連絡があり、調査したところ住民基本台帳ネットワークシステムでの障害発生が判明というもの。発生日時は2月10日午前9時55分頃から12時頃までで、住民基本台帳ネットワークシステムを用いるマイナンバーカード交付関連業務及び公的個人認証業務等の業務が停止した。影響人数と発生した障害の原因については調査中とのこと。
同市では申請者に対し、システム障害の状況を説明し、システム復旧までの待機か、郵送による対応への切り替え、もしくは後日の申請を依頼した。
大阪市行政オンラインシステムの障害については、2月11日午前1時27分から2時11分の44分間に、大阪市行政オンラインシステムにてログイン時及び申請時に正常にログイン・申請が行われているにもかかわらず、エラーメッセージが表示されメール配信が行われず、また利用者登録ができない状態となっていたというもの。
障害発生件数は、ログイン処理が47件、申請データの送信処理が5件、利用者(メールアドレス)登録処理が15件の計67件。
同市によると、サービス提供事業者である株式会社TKCの保守作業時に処理誤りが発生したことが原因で、現在は復旧作業が行われ正常に稼働していることを確認済み。同市ではTKC社に、本件作業誤りの発生原因の究明と再発防止策の実施を求めているとのこと。
《ScanNetSecurity》
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