標的型メール攻撃対策「Active! zone」とファイル無害化の「VOTIRO Disarmer」が連携
株式会社クオリティアは2月16日、同社の「Active! zone」と株式会社アズジェントの販売するファイル無害化ソリューション「VOTIRO Disarmer」との連携を2021年春にリリースすると発表した。
製品・サービス・業界動向
新製品・新サービス

クオリティア社の「Active! zone」は、標的型メール攻撃への対処として添付ファイルの無害化、HTMLメールのテキスト変換、URL文字の無害化機能に加え、スパム対策やウイルスメール対策などさまざまな無害化処理を実装するソリューション。
一方、アズジェント社の販売する「VOTIRO Disarmer」では、ファイルがマルウェアを含んでいるかもしれないという「可能性」を重要視し、外部から入ってくるあらゆるファイルを無害化するソリューション。
「Active! zone」と「VOTIRO Disarmer」が連携をすることで、「Active! zone」のMicrosoft Office系(Word、Excel、PowerPoint)やPDF等で実行するマクロの除去に加えて、「VOTIRO Disarmer」のCDR(Content Disarm and Reconstruction)技術を用い、悪意の有無にかかわらず全ての対象ファイルにサニタイズを実施することで、パスワードファイルでも「Active! zone」の添付ファイル分離画面で解凍後、ダウンロード前にVOTIROでサニタイズが可能となる。また、シグネチャの存在しない未知の攻撃を防御すると同時に、パターン更新や誤検知からの解放も実現する。
組織外からのファイルに潜むマルウェアをすべて無害化することで、巧妙な標的型メール攻撃による情報漏えいを防ぐ。
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》
関連記事
この記事の写真
/
関連リンク
特集
アクセスランキング
-
公正取引委員会で情報流出、ファイルのグラフをクリックすると個人情報が閲覧可能に
-
標的型攻撃に使われたMicrosoft Exchange Server の脆弱性に対し修正プログラムを定例外で公開
-
日経225企業の75%がドメインなりすまし未対策、ProofPoint 調査
-
iPhoneに不審なカレンダーなどが表示される報告が相次ぐ(IPA)
-
英学校で生徒に配布したノート PC、出荷段階でマルウェアがインストール
-
クラウド型顧客管理システム設定不備、コナミグループへ不正アクセス
-
日本ハッカー協会杉浦氏が OSINT を解説、メールアドレスでここまで情報が入手可能
-
メール配信作業中のミスが原因で誤送信、1万名分の顧客リストが流出
-
ビジネス OSINT とは何か? 経営に正しく役立てる方法 ~ 日本ハッカー協会 代表理事 杉浦氏講演
-
VMware vCenter Serverに脆弱性、解説や影響を受けるシステムを探索する通信も確認