Office 365 のセキュリティ課題を整理する Gartner のフレームワークとは | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

Office 365 のセキュリティ課題を整理する Gartner のフレームワークとは

企業ITのクラウド化により、Office製品もOfiece 365(O365)への移行が各社で進んでいる。セキュリティソリューションもクラウド対応が求められるが、データ保護という視点で、どのようなシステム運用が考えられるのだろうか。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
ガートナーのSaaSセキュリティフレームワーク
ガートナーのSaaSセキュリティフレームワーク 全 3 枚 拡大写真
 企業 IT のクラウド化により、Office 製品も Ofiece 365( O365 )への移行が各社で進んでいる。セキュリティソリューションもクラウド対応が求められるが、データ保護という視点で、どのようなシステム運用が考えられるのだろうか。

 ガートナー シニアダイレクター スティーブ・ライリー氏は、この問題に関する考え方、アプローチとして「ガートナー SaaS セキュリティフレームワーク」を適用するとよいという。このフレームワークは、SaaS システムのセキュリティを「セキュアアクセス」「脅威保護」の 2 つの軸に分け、それぞれを「データ」「アプリ」「デバイス」「可視性」の 4 項目ごとに対応するソリューションにマッピングする方法である。各ソリューションは重要度に応じて「主要」「通常」「任意」の 3 つのカテゴリに分類される。

 クラウド上のデータ保護とクラウドが対峙するリスク・脅威と、保護対象(リソース)の組み合わせで対策アプローチを俯瞰できるフレームワークとして、対策の見通しをよくするものだ。本稿では、2020年12月2日にオンラインで行われたライリー氏のガートナー セキュリティ & リスク・マネジメント サミット 2020 での講演をもとに、このフレームワークをマトリックスごとに要点を解説する。

《中尾 真二( Shinji Nakao )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop