1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い | ScanNetSecurity
2026.01.29(木)

1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い

英国の航空会社TUI が乗客のチェックインに利用するソフトウェアに、プログラミング上のエラーがあった。そのために、昨年 7 月の 3 便のフライトで機体重量の計算を間違え、重大な安全上の問題が発生するおそれがあった。

国際 TheRegister
1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い
1トン重いと知らずに飛んだボーイング機、原因はチェックインプログラムのオフショア開発委託先国の「文化」の違い 全 1 枚 拡大写真
 英国の航空会社TUI が乗客のチェックインに利用するソフトウェアに、プログラミング上のエラーがあった。そのために、昨年 7 月の 3 便のフライトで機体重量の計算を間違え、重大な安全上の問題が発生するおそれがあった。

 英国の航空事故調査局(AAIB)が木曜日に発表した報告書 [ PDF ] によると発生したエラーの原因は、搭乗者リストで「 Miss 」と表記された乗客を、チェックイン用ソフトウェアが「子供」と解釈してしまったことだという。そのため、大人であれば 69 キロ(約 152 ポンド)を割り当てるところを、子供の体重である 35 キロ(約 77 ポンド)を割り当ててしまった。

 AAIB の報告書は、このエラーは「Miss」という語の理解についての文化的な相違にもとづくとしている。

 「システムのプログラミングは英国で行われたものではない。プログラミングが行われた国では、「 Miss 」という敬称は子供に使用され、成人女性には「 Ms 」を使用する。そのためにエラーが起きた」と報告書に記されている。

 The Register ではシステムのプログラミングが行われた場所を TUI に問い合わせたが、質問書への回答ではその点については無視された。

《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

    大企業の 66.8 %がセキュリティ不備を理由に取引停止や契約更新を見送る しかし取引停止された中小企業は景気悪化等が理由と誤認識

  2. 懲戒解雇処分に ~ 阿波銀行の元職員、87,410 円着服と 666 件の顧客情報持ち出し

    懲戒解雇処分に ~ 阿波銀行の元職員、87,410 円着服と 666 件の顧客情報持ち出し

  3. ソリトンシステムズ「準備はできている」~多要素認証ニーズの変化はサプライチェーンリスク対策

    ソリトンシステムズ「準備はできている」~多要素認証ニーズの変化はサプライチェーンリスク対策PR

  4. セコムトラストシステムズ、2026年度末に開始予定の経産省「セキュリティ対策評価制度」解説セミナー開催

    セコムトラストシステムズ、2026年度末に開始予定の経産省「セキュリティ対策評価制度」解説セミナー開催PR

  5. 今日もどこかで情報漏えい 第44回「2025年に最も読まれたセキュリティ事件・事故・情報漏えい・不正アクセス記事 ベスト10」

    今日もどこかで情報漏えい 第44回「2025年に最も読まれたセキュリティ事件・事故・情報漏えい・不正アクセス記事 ベスト10」

ランキングをもっと見る
PageTop