実践的サイバー防御演習「CYDER」の2021年度開催概要を公開、Cコース(準上級)、オンラインAコース(初級)を新設
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンターは5月20日、2021年度の実践的サイバー防御演習「CYDER」の年間開催日程を発表し、同日から受講申込みの受付を開始した。
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CYDERは、NICTのサイバーセキュリティ研究で得られた技術的知見と大規模計算環境を最大限に活用した体験型の実践的サイバー防御演習で、「事前学習(基礎知識の習得等)」と「演習」で構成され、セキュリティインシデントが発生した際の対応手順や事前の備え等について学習できる。これまでのAコース(初級)、Bコース(中級)に加え、今年度からは、Cコース(準上級)、オンラインAコース(初級)を新設。
新設したCコース(準上級)では、2017年度から2020年度にサイバーコロッセオ事業で実施していたトレーニングの一部を活用し、CYDER準上級として提供、ハンズオン演習を豊富に組み込み、より高度なネットワークやWebシステムに関するシナリオを準備予定。
同じく新設したオンラインAコース(初級)では、ICTシステムの運用管理者を対象に、サイバー攻撃への実践的な対策手法を習得するための十分な学習機会を提供するために時間と場所を問わず受講可能なCYDERオンライン演習の環境を整備。
2021年度のCYDERは、全国47都道府県において合計100回程度開催予定でオンライン形式は秋以降開講を予定している。受講費用は、国の機関や地方公共団体等に所属している者は全コース無料、それ以外の法人・団体に所属している場合はAコース、Bコースが77,000円、Cコースが121,000円。
《ScanNetSecurity》
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